仮想通貨(暗号資産)の勢いが世界中を駆け巡っている昨今。ジャスティン・ビーバーや女優のグウィネス・パルトロウといった超有名セレブがNFTを収集するなど、加熱がおさまりません。ただ、なんとなく投資し始めようとしているのなら、それはちょっと危険すぎます。要点をしっかり押さえておきましょう。
1.余裕資金の範囲で投資する
鉄則です。
仮想通貨に投資する前に、新しい技術への投資に伴うリスク、不確実性、潜在的な損失に耐えられる強固な財務基盤を持っていることが一番大事です。
正直、ここがおろそかだと話になりません。
仮想通貨の世界は急速に動いていますが、それだけに変動しやすいハイリスクな投資であることも忘れてはいけません。
まず現在の余裕資産を確認し、そこからどのようなリスクを取りたいかを決めるべき。
緊急時の資金、つまり貯蓄を手元に置くだけでなく、投資のリターンを食い潰す可能性のある高金利のクレジットカードの負債を返済するなど、資金周りに余裕をもたせることが大事です。
2.自分に合った仮想通貨を見つける
仮想通貨のリスクを引き受ける準備ができても、品目が多すぎてどこに投資したらわからない、という方も多いでしょう。
国内の取引所でも円でビットコインのみを購入することができたり、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、ライトコインなど数種類の仮想通貨を購入することができたりします。
人気の取引所はたいてい数種類の仮想通貨に対応しており、NFTに対応しているものもあります。
暗号取引をサポートする上記の取引所は、しかし、限られた選択を提供し、それは代わりに集中型取引所(単一の企業によって管理される)で暗号を購入することが大きなポイントです。
何かあれば問い合わせることができる、というのは初心者には有り難いですよね。
人気のある取引所には、コインチェック、ビットバンク、GMOコインなどがあります。
中央集権的な取引所では、投資家はサイバーセキュリティの侵害の場合に保険を得ることができるのが大きい。
取引所はライセンス事業であるため規制が明確であり、資産を保護するのに役立ちます。
しかし、取引所では、基本的にあなたとあなたの資産の間に仲介者が存在し、あなたの資金はいつでも凍結または制約される可能性がある、ということだけ覚えておきましょう。
中央集権的な取引所から購入した後、暗号に対する所有権を増やしたい場合は、より直接的な所有権を持つ仮想通貨ウォレットに資産を移すことができます。
さらに、より伝統的な証券口座で暗号に触れたい人は、仮想通貨信託を利用することを検討するとよいでしょう。
仮想通貨信託は「仮想通貨だけを保有すること」を除けば、他の金融信託とよく似ています。
例えば証券会社の口座でビットコインを「買う」ことが可能。
信託は、自分の暗号通貨を保護するための管理をしたくない人や、コインから得られる富を後々他の人に引き継ぎたい人にとって、良い選択肢となりえます。
ポートフォリオの最大10%をこれらの信託に投資することで、リスクをある程度排除することができます。
ちょっと消極的なやり方ですがおすすめです。
このように、人の言うことに惑わされずに自分だけの投資方法を模索し続ける姿勢が大事です。
3. 仮想通貨以外にも投資する
分散投資も基本ですね。
もっと言うなら、仮想通貨に割り当てるのはポートフォリオの最大10%までとし、残りの金融資産には長期的な投資戦略を用いることが鉄板です。
仮想通貨を長期的な投資戦略のもう一つの要素として理解することが重要なのです。
分散投資により、リスクを効果的に分散させれば、仮想通貨市場が不安定になったとき、あなたのポートフォリオの他の部分がお金を稼いで損失を相殺する機会が増えます。
まとめ
仮想通貨への投資を責任を持って始めるには、まず、大きなリスクを取ることができるかどうか。ここが一番です。
できれば、コインの購入に投資ポートフォリオの10%以上を割り当てないことを厳守しながら、自分にあった仮想通貨やプラットフォームを探す進め方がおすすめです。