テクニカル指標で見ると、インフレ上昇とウクライナ紛争への懸念にもかかわらず、BTCがブレイクアウトの準備を進めているように見えます。
※ブレイクアウト…株価がチャートの高値や安値を突き抜け、その上で値上がり、もしくは値下がりすること
揺れる暗号資産市場
暗号通貨市場は、投資家がインフレ上昇に対抗するために米連邦準備制度理事会がどのような措置を取るかに再び注目が集まっています。
ウクライナ情勢が緊迫したまま市場がぐらつくため、流動的な状態が続いています。
まあいつものこと、と言えばそれまでですが…。
コインテレグラフ・マーケッツ・プロとトレーディングビューのデータによると、ビットコイン(BTC)の価格は4万4000ドルのサポートレベルで推移しており、トレーダーは逆ヘッド&ショルダーのチャートパターンが強気のブレイクアウトを持続させることに期待しているように見えます。
ここでは、インフレから戦争に至る世界的な問題が暗号通貨市場に存在感を示し続ける中、市場の複数のアナリストが今後の動向に注目している点を調査しています。
これは前回3万ドルから6万ドルになったときよりも、ほとんど強気な動きといえるでしょう。
ダブルボトム、非常に鋭い強気のV字スパイク、プライスアクションはノイズに過ぎず、人々は簡単に手放しすぎている、という見方も。
チャートを見るに、420万あたりが大きな節目となる、という考え方もあります。
市場アナリストでTwitterユーザーのカレブ・フランセン氏は「『売られすぎ』から『買われすぎ』に完全に振動するとき、それはモメンタムの推進を示す。この事象は2020年1月以降、ビットコインに6回も起きているのです。」と語ります。
今のところ、暗号通貨全体の時価総額は現在1.999兆ドルで、ビットコインの支配率は42%。依然大きな割合を占めています。