クアルコム(NASDAQ:QCOM)の株価は、同社がアナリストの予想を上回る第2四半期の業績を報告したことで、株価が急上昇しました。
クアルコム社の第2四半期の売上高
前年同期比52％増の79.2億ドルであり、この数字は、アナリストが予想していたコンセンサス予想の76.2億ドルを上回りました。
さらに、クアルコム社の調整後の希薄化後1株当たり利益は116％増の1.90ドルに急上昇し、同四半期のコンセンサス予想である1.67ドルを上回ったのです。
クアルコムのCEO（最高経営責任者）であるSteve Mollenkopf（スティーブ・モレンコフ）は、プレスリリースで次のように述べています。
「当社の戦略の強さと実行の成功を示すように、世界的にスマートフォンの需要が持続していることと、ハンドセット以外の収益の規模を拡大することができたことにより、当四半期も前年同期比で成長しました。」
クアルコムの堅調な第2四半期の業績に加えて、投資家の皆様には、当四半期にクアルコムが株主に23億ドルを還元したことも喜ばれています。
この中には、15億ドルの自社株買いと7億3,400万ドルの配当金支払いが含まれています。
売上高の見通し
クアルコムの経営陣は、第3四半期のガイダンスを発表し、売上高は73億～79億ドルの範囲になると予想しています。
クアルコム社がこの見通しを達成した場合、ガイダンスの中間点である前年同期比で55%の収益増加となります。
調整後の希薄化後利益も大幅に増加し、中間点では前年同期比92%増の1.55～1.75ドルの範囲になると予想。
クアルコムの第2四半期の成長と、第3四半期の見通しを見れば、個人投資家としてもクアルコムが狙い目の株式銘柄であることは明らかですね。