水素燃料電池株はエネルギーの未来なのか?水曜日の投資家たちはこの点に疑問を持ったようで、プラグ・パワー(NASDAQ:PLUG)の株価は9.8%急落し、ライバルのブルーム・エナジー(NYSE:BE)も8%下落しました。一方、燃料電池を搭載したトラックの運行を計画しているNikola (NASDAQ:NKLA) の株価は6.3%の下落となったのです。
プラグパワーの株価 大暴落の理由
このような下落を引き起こしたきっかけは何だったのでしょうか?アナリストによる格下げや目標株価の引き下げ、企業からの下降気味の発表など、今日のニュースには明らかな理由と考えられるものはなかった。
むしろ、これは燃料電池セクターに対する投資家の関心が薄れているという長期的なトレンドのように思える。
プラグパワー社の株価は、急上昇している「総請求額」が実際のGAAP(米国会計基準)収益になっていないのではないかという懸念から、ここしばらく低迷しています。
同様に、ブルームの株価も、先月の第4四半期の驚きの純損失を報告して以来、低下傾向にある。
なぜなら、燃料電池を自ら作るのではなく、自社のトラックに搭載することを計画しているからだ。問題は、そのトラックの機能性が(会社自身によって)疑問視されていることだ。
そして火曜日には、自動運転トラックのメーカーとされるTuSimple HoldingsがIPOを申請し、ニッチな分野での競争が少し激化しました。
利益が計上されるのはまだ先?
燃料電池株が投資家から再び熱い視線を集めるためには、いったい何が必要でしょうか?
まずは利益です。企業は儲けてナンボなんです。
多少の利益があればよいでしょうが、上場企業としての歴史の中で、これら3社はいずれも利益を計上したことがなく、またそれに近づいたこともありません。
問題は、多くのアナリストが「これらの会社がすぐに利益について考えを変える可能性はない」と予想していること。
S&P Global Market Intelligence社のアナリストによる最新の予測によると、ブルームは早くても2023年、プラグは2024年、ニコラは2025年まで初の通期黒字を達成できないといいます。
彼らがこのビジネスで収益を上げる方法を見つけ出すまで、燃料電池株は投資家のセンチメントとモメンタム投資家だけに翻弄され続けるのではないか、とすら思えます。
ちょっと危険な状況と言わざるを得ないでしょう。
ブルーム・エナジーはとにかく、プラグ・パワーは黄信号だと思います。私はまだ売りませんが…。