プラグ・パワーが8.8%の上昇で高値を先導 ブルーム・エナジー、ニコラの株価も急上昇

火曜日の市場は再び赤字に陥っているが、市場の特定の部分、つまり燃料電池株がトレンドに逆らって上昇している。日本時間の午後2時55分現在、業界の盟主であるプラグ・パワー(NASDAQ:PLUG)の株が8.8%の上昇で高値を先導している。Nikola Corporation (NASDAQ:NKLA)は5.6%増、燃料電池メーカーのブルーム・エナジー (NYSE:BE)は3.8%増となっている。

ブルーム・エナジー、INLと提携

プラグ・パワー 株価

今日最も小幅な上昇をしているブルームこそが、最も重要な動きを見せています。

ブルームは今朝のプレスリリースで、米エネルギー省のアイダホ国立研究所(INL)と提携し、「ブルーム・エナジー社の固体酸化物高温電解槽を用いてクリーンな水素を製造するために原子力エネルギーを使用することを独自にテストする」と発表。

原子力発電所は、電力網が他の電源から十分に供給されていて、必ずしも原子力発電所が生産するすべての電力を必要としない場合でも、一日中稼働することができます。

そこで、INLはブルーム社と協力して、余剰電力を電気分解し、水から水素原子を分離して水素ガスを作り、それを貯蔵し、後でブルーム社の燃料電池に通して発電することで、余剰電力を無駄にしないようにすることができます。

INLの水素・熱システムグループのリーダーであるタイラー・ウェストオーバーは、同社のプレスリリースの中で、実験が成功すれば「電力網への電力供給と、輸送や産業エネルギー分野向けのクリーンな水素の生産とを切り替えることができるようになり、原子力発電所の市場が拡大する可能性があります。」と話しています。

エネルギー投資家たちにとって、原子力発電が化石燃料よりもクリーンで、多くの場合、コストも安いという話はよく聞くところでしょう。

また、風力や太陽光などの再生可能エネルギーと同様に、温室効果ガスを発生させませんし、原子炉は風力や太陽光発電所よりもコンパクトで場所をとりません。

もちろん、一般的な原子力発電所はファミリーセダンのトランクには入りませんが、もし原子力発電所の電気を利用して水素に「変換」し、その水素で燃料電池自動車を動かすことができるようになれば、原子力発電は今以上に魅力的な提案になるかもしれません。

このように、ブルームからの良いニュースは、プラグ社やニコラ社のような自動車用燃料電池を製造する企業の株価が影響を受けている理由と言えるでしょう。

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