大阪のベッドタウンとして知られる高槻。JR高槻駅から徒歩圏内という好立地にありながら、地元でじっくり愛され続けているラーメン店が「塩ラーメン あす流」です。
お店の第一印象
店の外観からしてまず目を引くのが、その洗練された佇まい。ラーメン店にありがちな「昭和の食堂感」はなく、どこかカフェのようなオシャレな内装が広がる。ところが中に入ると、そのギャップに驚かされる。座席の主体はなんと立ち食いカウンター。テーブル席はごくわずかしかなく、多くの客がカウンターに立ったまま黙々と麺をすすっている。
この「オシャレな内装×立ち食い」という組み合わせは、なかなか他では見かけないスタイルだ。回転率を重視しているのか、それとも一杯一杯に集中してほしいという店側のこだわりなのか。理由はどうあれ、独特の緊張感と一体感がある空間になっている。
肝心の塩ラーメンは
看板メニューの塩ラーメンは、とにかくバランスの良さが光る一杯。スープの塩加減、麺の食感、具材の配置、そのどれもが突出せずに絶妙に調和していて、「これぞ塩ラーメン」という完成度の高さを感じさせる。
嬉しいのが、替え玉が用意されている点。あっさり系ながらもしっかり満足感を得たい人にはありがたい選択肢だ。さらに味変用の柚子胡椒も卓上に控えていて、一杯の中で二度楽しめる工夫がされている。シンプルな塩ラーメンだからこそ、こうした細やかな配慮がお店のこだわりを物語っている。
派手さはないが、一口ごとに「ちゃんと作られている」ことが伝わってくる味。地元での人気はもちろん、ラーメン好きの間で名前が挙がるのも納得のクオリティだ。
気になる点
一方で、正直に書いておきたいのが以下の2点。
- 価格はやや高め。シンプルな塩ラーメン一杯という内容を考えると、コストパフォーマンス重視の人にはやや割高に感じるかもしれない。
- 座席数が少なく、子連れにはやや厳しい。立ち食い中心のレイアウトのため、小さな子どもを連れてゆっくり食事するには不向き。ファミリー向けというよりは、一人や大人同士でサッと立ち寄るスタイルの店と言えそうだ。
まとめ
高槻駅からアクセスしやすい立地にありながら、「オシャレな内装×立ち食い」という異色のスタイルで独自の存在感を放つ「塩ラーメン あす流」。バランスの取れた塩ラーメンに替え玉、柚子胡椒での味変と、シンプルながら満足度の高い一杯を提供してくれる。価格や座席事情から万人向けとは言えないが、その分「わかっている人向け」の名店感が漂う。高槻でひとり静かに旨い塩ラーメンを味わいたいときに、ぜひ立ち寄ってみてほしい。





