マジック・ザ・ギャザリングのオーナーによるNFTの非公式プロジェクトに著作権法の説明について

NFTと著作権の問題はこれからどんどん大きくなっていくでしょう。投資家たちは暗号通貨やNFTのプロジェクトの大半に懐疑的な態度をとり続けています。何が何だかわからない、という方も多いでしょう。ビットコインへの投資が健全だと考えている人は、今もいないハズ。しかしNFTは著作権という解決しないといけない問題に直面しています。

最近インターネットを騒がせた最新のNFTプロジェクトといったら、間違いなくマジック・ザ・ギャザリンでしょう。

マジック・ザ・ギャザリング、略してMTGは、数十年の歴史を持つ、絶大な人気を誇るトレーディングカードゲームです。

何百万人もの人々がプレイし、何百万ドルものお金がこのゲームを取り巻く経済に関わっており、何百万人もの弁護士がこのゲームの著作権を侵害しないよう忠告しています。

しかし、拡大し続けるNFTの世界では違法行為が横行しているのです。

mtgDAOは、マジックの親会社であるWizards of the Coast (WotC)に無断でNFTを作成する「ホワイトペーパー」を発表したグループ。

mtgDAOのホワイトペーパーには、”我々はWotCからライセンスを受けたNFTを作成しているわけではなく、新しいフォーマットでWizardのカードをプレイできるように希少性の層を追加しているだけです。長い目で見れば、Wizards of the Coastからマジックブランドを購入できるチャンスもあると思っています。mtgDAOはこのゲームとこのコミュニティとは何か、それがどう運営・制御されるかという次の進化になる可能性を秘めています “と書かれているそうです。

ウィザーズ・オブ・ザ・コーストはこの気持ちを共有しておらず、2月10日にmtgDAOに非常に明確な停止命令書を送りました。

「物理的なカードを購入したプレイヤーによってのみNFTの形でMAGICカードの複製を許可するので、このプロジェクトは合法であるという間違った前提で動いているようです。したがって、ウィザーズ・オブ・ザ・コーストを代表して、IPの違法な複製と使用に依存するmtgDAOコミュニティのアイデアを実行しないようにお願いします。」といった内容です。

こういった流れもあり、mtgDAOのマジック・ザ・ギャザリンの計画は中止のようです。

mtgDAOのMagic・The Gathering: The NFTの計画は保留されているようですが、クリエイターは、これが「web3」で愛されるカードゲームを実現するための探求の終わりでは無い、と思っているでしょう。

「私の主な動機は、私の2つの情熱、web3とMagicを組み合わせて、コミュニティがワクワクするような形で提供することです。これはmtgDAOの終わりではありません。ウィザーズが我々に対して十分にオープンマインドであるならば、Web3コミュニティはゲームに多くのものをもたらすことができると思います。幸運を祈る!」とツイートしています。

我々は、彼らがウィザーズ・オブ・ザ・コーストを納得させるためには、運以上のものが必要だと考えています。

盛り上がってきたと思いましたが、一気に白けてしまいましたね。

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