グッチは、メタバースへの参加を進めています。大手ファッションブランドも続々参入していますね。
「The Sandbox」上の仮想土地を購入
デザイナーズブランドであるグッチは、分散型ブロックチェーンゲーム「The Sandbox」上の未公開の仮想土地を購入したと発表しました。
グッチは、グッチをテーマにしたNFTやヴィンテージバッグなどのアイテムを掲載する「Gucci Vault」プラットフォームに触発され、The Sandbox上でテーマ別の体験を作り出す予定です。
ファッションに特化したメタバース空間に加えて、グッチはサンドボックスのプレイヤーが購入し、ゲームのバーチャルリアリティで着用できるファッションアイテムもリリースする予定です。
サンドボックスのCOO兼共同設立者であるセバスチャン・ボルジェはここまで話が進むことを予想できていたのでしょうか?
いまや新世代のプレイヤーにとって、バーチャルファッションは現実のファッションと同じくらい重要です。
グッチがバーチャルウェアのためにアイテムをライセンスするのは、今回が初めてではありません。
以前、Robloxの開発者2人と提携し、2020年12月に公式の衣料品コレクションを発表したことがあります。
また、グッチはRoblox上に “Gucci Garden Experience “と呼ばれる仮想空間を作成しました。
注目すべきは、Robloxのアイテムの一部が、実際のグッチバッグに匹敵する価格で、数千ドルで転売されるに至ったこと。
しかし、Robloxとは異なり、The Sandboxは暗号に特化したプラットフォームなのです。
ユーザーはSANDトークンを使って仮想の土地やアイテムを購入しなければならず、ゲーム自体もイーサリアムネットワーク上に構築されている。
とはいえ、The Sandboxも仮想のものに乱暴な値段をつけるのは珍しいことではなく、有名人の仮想の土地の近くにある仮想の不動産を数十万ドルで買い手がすくい上げるということもある。
グッチは、高級ブランドとして初めてNFT(デジタルアイテムの所有権を証明するために使用されるトークンの一種)をリリースし、暗号で有名になったが、分散型プラットフォームや資産への投資を続けており、Web3の世界に進出する際にも減速する気配がありません。
この辺りは流石といったところでしょうか。The Sandboxの勢いが止まりません。