Uberは、これまでのアルファベット社のGoogle Payやゴールドマンサックスのデジタルバンキングの提供に続き、Marqeta社の技術を採用します。
Marqeta社の決済量は、2020年に米国のカード発行会社が処理する6.7兆ドルと比較するとごくわずかです。
しかしカード発行プラットフォームであるMarqeta(NASDAQ:MQ)の株価は上昇中。
Uber Technologies(NYSE:UBER)と提携し、Uber Freightを利用する運送業者の支払いを処理することを発表したことが理由でしょう。
Uber Freightとの提携は、マルケタにとって輸送分野での新たな市場機会となります。
中国以外の世界ではUberがすでに主要なデジタル貨物ブローカーの1つとして浮上している昨今ですからね。
6月に新規株式公開を完了したMarqetaは、最近、大きな恩恵を受けています。
同社は、SquareやAffirm Holdingsなどのデジタルコマース企業の決済処理を行っています。
第2四半期のMarqeta社の報告によると、総支払額は前年同期比で76%増加し、265億ドルに達しました。
今回のUberとの提携は、今年初めに発表されたアルファベット社の「Google Pay」、ロンドンのクレジットカード会社「Tymit」、ゴールドマン・サックス社のデジタルバンキングサービス「Marcus」との提携に続くものです。
PayPalやSquareのようなリーダー企業から、MarqetaやDLocal Limitedのような小規模な決済処理企業まで、いくつかのフィンテック企業が堅調な成長を遂げています。
Marqetaは、2020年に米国の発行者を通じて行われた取引量が6.7兆ドルであったことから、今後の成長の道のりは非常に長いと言えます。
その最近の成長と将来の機会は、現在の相場での35という高い株価収益率を正当化するかもしれません。
Marqeta社のそうそうたる顧客リストは、企業が評価する技術・スピード・信頼性を持っていることを証明していると言えるでしょう。
同社が契約を結ぶたびに、Marqeta社は市場でのシェアを拡大し続けられる可能性があります。
いまのところは一時期の勢いだけではなく、堅調な強さを見せていますね。