石灰石からプラスチックや紙の代替品を製造する日本のスタートアップ企業が、生産の拡大に向けてグリーンローンを獲得しました。
ブルームバーグ・ニュースによると、東京の銀座に本社を置くTBM株式会社は、最初の長期融資として36億2,000万円(3,300万ドル)の資金を確保しました。
この資金は、今月オープン予定の新工場の建設に使用されます。
同社の広報担当者はコメントを控えています。
同社は、「ほとんど無尽蔵」と言われる石灰石を使って、バッグや名刺などの製品を製造しています。
同社は、15歳で学校を辞めて大工になり、「ライメックス」技術を開発した元自動車セールスマンの山崎敦義氏が社長を務めています。
TBMの新工場は、東日本大震災の被災地である多賀城市に建設される予定ですが、同市には多くの人が住んでいます。
TBMは震災と同じ年に設立され、この地域での雇用拡大を目指しています。
日本格付研究所(JCR)は、南都銀行が組成したTBMのシンジケートローン24億円に対し、環境格付の最高ランクである「グリーン1」を付与していることが明らかになった。
また、政府系金融機関2社から合計12.2億円の資本性ローンを調達。
2019年5月、山崎氏は同社が2021年に新規株式公開を計画していると述べた。
ゴールドマン・サックス・グループ・インクや日本最大の広告代理店である電通などの企業が、すでに同社に投資している。