ニコラの目標株価18ドル、プラグ・パワーの目標株価40ドルは適正なのか

株価が大幅下落したニコラ、上場廃止も心配されるほどのプラグ・パワー。しかし両社の株価はアナリストの評価により、お買い得と判断されたようです。

アナリストの評価を受けて株価が回復

ニコラ 株価

アナリストが買いの評価を開始したことで、電気自動車(EV)スタートアップのニコラ(NASDAQ:NKLA)と水素燃料電池メーカーのプラグパワー(NASDAQ:PLUG)の株が上昇。

ニコラの株価は5%近く上昇した後、2%程度の上昇に落ち着きました。

プラグ・パワーの株価は上昇幅を縮小し、日本時間午前10時35分現在、3.3%の上昇となっています。

調査会社BTIGのアナリスト、グレゴリー・ルイス氏は、両社のカバレッジを「買い」で開始し、ニコラの目標株価を18ドル、プラグ・パワーの目標株価を40ドルに設定しました。

これは、木曜日の終値に対して、それぞれ16%と34%の利益をもたらす可能性を示しています。

問題は山積みだが人気は衰えない

電気自動車

両社とも、昨年は問題を抱えていました。

まだ収益が出ていないニコラは、空売り業者から誇張した表現を指摘され、創業者が辞任する事態となりました。

同社は現在、水素燃料電池電気自動車(FCEV)とそれを支えるインフラの構築に注力しながら、評判を取り戻すべく努力している。

また、プラグパワー社は、2020年通年の純収益がマイナスとなり、後に3年分の決算を修正しなければならないと発表し、投資家を不安にさせました。

この異常なマイナス収益は、同社が販売契約に基づくワラントを顧客に支払ったことによるものでした。

しかし、両社はその後、事業の進捗状況を報告し、プラグはキャッシュレベルや既存のビジネス関係に変化がないまま、会計報告を解決しました。

進展が正しい方向に向かっていることを信じたいところです。

ただし、個人投資家は、これら2社が「水素経済における成長のための投機的な銘柄」と考えておいた方が良いでしょう。

少なくとも、収益性が改善されるまでは。

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