ビヨンド・ミートは、ハンバーガー、ソーセージ、牛挽肉、鶏肉など、植物性の肉を提供する会社です。
国内ではあまりピンとこない分野なのですが、世界市場は2572億円に達するとの予想もあります。
他のベジタリアン製品とは異なり、同社は肉の見た目、調理法、味を再現することを目指しており、雑食およびベジタリアンを対象とし、専用のケースに入れて販売しています。
ビヨンド・ミートは、米国とカナダのほか、83の国で販売されており、国際的な売上は、2020年の売上の20%を占めています。
2021年第1四半期のビヨンド・ミートは、国内のフードサービス部門が前年同期比で26%減少したにもかかわらず、前年同期比で11.4%の増収を達成しました。
レストラン事業の縮小が、フードサービスセグメントの減少を後押ししており、同社は国内外でレストランが再開し始めると、より強い業績を示すはずです。
また、投資家向けプレスリリースを見ると、ビヨンド・ミートは数多くのパートナーシップを発表しています。
いくつか例を挙げると、過去3カ月の間に、ウォルマートでの商品展開を増やし、ピザハット・カナダやカールズジュニアと提携し、ヨーロッパ全域での大規模な小売展開を発表し、中国に製造施設を開設しました。
ここ最近の動きを見るに、ビヨンド・ミートは将来性のある銘柄だと投資家たちに判断されているようです。
株価はやや回復
アナリストのアレクシア・ハワードは、ビヨンド・ミート(BYND)の格付けをアンダーパフォームからアウトパフォームに、目標株価を101ドルから130ドルに引き上げています。
同株は現在までに14.7%下落し、過去1年間では22%以上の下落となっていました。
少し回復はしたものの、油断はできません。
個人的にはかなり期待感のある銘柄ですが、現時点ではやや投機的と言わざるを得ない状況です。