プラグ・パワー社の株価が4月に20%以上も下落した理由

4月の雨は燃料電池専門企業に対する投資家の熱意を奪っていたのでしょうか。プラグ・パワー社 (NASDAQ:PLUG)の株価は、1月に86%も上昇し、好調なスタートを切りました。

しかし、その後の数ヶ月間、株主はこの燃料電池専門企業の将来性を評価することができず、株価は2月と3月に下落しました。

4月のプラグ・パワー社は低調なスタート

水素燃料

S&P Global Market Intelligence社のデータによると、第2四半期に入っても株価はあまり下がらず、4月にはさらに20.5%も下落しました。

S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンス社のデータによると、4月は20.5%の下落となりました。

これは、水素経済の成長を促進するために数百万ドルの投資を行うことを発表したことに加えて、ウォール街の弱気な見方に反応した投資家が株式を売却したためです。

プラグ・パワー社の4月は、かなり不運な形で始まりました。

プラグ・パワー社は4月5日、チャート・インダストリーズ社、ベーカー・ヒューズ社とともに、ファイブティ・ハイドロジェン・ファンドを設立すると発表しました。

プラグ・パワー社は、「クリーンな水素インフラ・プロジェクトを大規模に提供することに特化した、ユニークな新しいクリーン水素専用の民間インフラ・ファンド」と説明しています。

このようなニュースは投資家にとって盛り上がる内容に思われますが、実際にはその逆で、プラグパワー社の株価は発表日に前日比で5%以上も下落して引けました。

プラグパワー社が約2億ドルを出資してファンドを設立するということが、投資家の心を揺さぶったのだと思われます。

当然のことながら、ウォール街のアナリストがプラグ・パワー社の株式に悲観的な見方をしたことも、投資家の株式売却をさらに促進したのです。

4月6日、Piper SandlerのアナリストであるPearce Hammond氏は、中立的な評価を維持したまま、目標株価を48ドルから42ドルに引き下げました。

その翌週には、モルガン・スタンレー社が、目標株価を35ドルのまま、オーバーウェイトからイコールウェイトに格下げしました。

プラグパワー社の株価は、過去3ヶ月間の回復には長い道のりがあり、5月の最初の取引日までに約21%下落しています。

同社は燃料電池銘柄として注目を集めていますが、この現象は同社の財務状況が大幅に改善したことに基づくものではありません。

再生可能エネルギーの中でも水素に興味がある人は、他の銘柄を検討し始めています。

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