プラグパワー（NASDAQ:PLUG）の株価がまた謎な動きをしている。昨日、燃料電池のパイオニアであるプラグパワーの株価は、チャート・インダストリーズ社およびベーカー・ヒューズ社と提携し、「大規模なクリーン水素インフラプロジェクト」への投資を支援する12億ドルの「FiveT Hydrogen Fund」を設立するというニュースにもかかわらず、下落しました。
目標株価の引き下げが理由か
今日、プラグパワー社の株価は逆に上昇しています。アナリストがプラグ株の目標株価を引き下げたというニュースを受けて、日本時間午後3時40分現在、プラグパワーの株価は4.4％上昇しています。
具体的には、T投資銀行Piper Sandlerのアナリストが、プラグ株の目標株価を48ドルから42ドルに引き下げたということです。
TheFlyによると、パイパー社は、プラグ社が、風力、太陽光、リチウム電池を搭載した充電式電気自動車など、より確立されたグリーンエネルギー源からの「挑戦」に直面していると警告しています。
これらの再生可能エネルギーが普及すればするほど、水素燃料電池のような新たな再生可能エネルギーの必要性が認識されなくなり、プラグ・パワー社の株式の価値は下がるだろう。
プラグパワー社とその仲間たちが、燃料電池は優れたグリーンエネルギー政策に不可欠な要素であると産業界を説得することに成功すれば、同社は2025年までに1日あたり500トン（TPD）、2028年までに1,000TPDの「グリーン」な燃料用水素ガスを生産するという目標を達成できるかもしれません。
パイパー社の試算によると、プラグ社の年間収益は、2025年には現在の2倍の10億ドル、2028年には20億ドルに達する可能性があるという。
本日、目標株価が引き下げられたにもかかわらず、パイパー・アナリストは、万が一の事態に備えてプラグ社の株価を少なくとも「ニュートラル」にしておくには十分だと考えています。