アマゾン 営業利益の増加 コアビジネスの強さが浮き彫りに

アマゾンの売上高は2017年から2019年にかけて58%増となり、感染拡大の影響で人々がさらにオンラインショッピングを利用したこともあり、ビジネス全体に弾みがついたと言えます。

顕著な営業利益の増加

アマゾン

2020年第3四半期の売上高は前年同期比37%増となり、同社の第4四半期の売上高予測の中間点を使って通年で3770億ドルに向けてリード。

それは前年同期比で34%の増加となり、同社が2018年と2019年に見たものよりも大きなジャンプアップとなります。

さらに印象的なのは、同社の営業利益の増加であり、これはコアビジネスの強さを浮き彫りにしているわけです。

第3四半期の営業利益は前年同期比でほぼ2倍に増加し、フリーキャッシュフローは過去12ヶ月間と比較して60億ドル増加。

これだけの余剰資金を手にしたアマゾンは、さまざまな事業部門の成長を促進すると同時に、慈善活動プログラムを通じて地域社会に還元し続けています。

実際、アマゾンの成長と地域社会への投資は、双方にとってメリットのある状況を生み出し、長期的な効果をもたらすことが可能です。

地域社会への奉仕活動はブランドイメージと顧客の信頼を向上させ、長期的には消費者の信頼度を向上させることにつながっているんです。

アマゾンのビジネスを後押ししているのはネット通販以上のもので、自粛後もアマゾンの売上は伸び続けるはず。

現在でも、Eコマースが勢いを増しているにもかかわらず、米国の全売上高に占めるオンライン売上高の割合はわずか13.5%に過ぎません。

AWSの成長

さらに、クラウドサービスの人気が爆発的に高まる中、Amazon Web Services(AWS)は堅調なペースで成長している。

同社は最近、いくつかの大手企業と新たな契約を締結し、支払い処理のデジタル管理、医療開発の調整のためのバックエンドサポート、レガシーのコンタクトセンターのクラウドへの移行などをAWSが提供することになった。

また、クラウドサービスの利用者は多くのプロバイダーを選択することができますが、Amazonは今後の成長戦略の一環としてAWSにリソースを投資し続けているんです。

ガートナー社のクラウドインフラとプラットフォームサービスの評価では、「適応性」と「総合的な有用性」の両面で主要な競合他社の多くを常に上回っています。

AWSは現在、同社の売上高の12%に過ぎないが、その高い利益率は、Amazonの第3四半期の営業利益の57%がこのビジネスユニットによるものであることを意味しており、さらなる拡大の余地は十分にあると考えられます。

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